2018年1月11日木曜日

「お母さんはこのままでは死にます」 籠池佳茂氏

 籠池夫妻が昨年7月31日に逮捕されてから5か月と12日になります。二人は大阪拘置所の独房に留置されたまま“蒸し風呂”の夏を過ごし、今は酷寒の冬に耐えています。
 逮捕の名目である国からの補助金詐取容疑については、籠池夫妻は詐取したことを認めて既に弁済し、大阪地検も起訴を済ませているのに、なぜこんなに長期間勾留しているのでしょうか。
 元特捜部検事の郷原信郎弁護士は、籠池夫妻の逮捕自体が不当なものであると主張しています。

 日本の司法制度はかつて国連の拷問禁止委員会で、「中世の名残の司法」と批判されましたが、日本はその後も指摘事項の改善を拒否したままです。
  ⇒ 2014年6月3日 「中世の名残り」の司法が続く
 国際的に非難されている悪名高い「人質司法」(=検察による容疑者の長期勾留)を、何故裁判所は認めるのでしょうか。それだけではなくなぜ弁護側の度重なる保釈請求を裁判所は却下するのでしょうか。

 自由党の山本太郎議員は12月5日の参院内閣委員会で
「籠池夫妻の現状は『国連被拘禁者処遇最低基準規則、いわゆるネルソン・マンデラルールに違反する行為」、「事あるごとに『逃げ隠れするつもりは一切ない』と述べている籠池氏を勾留しているのは証拠隠滅のおそれではなく)『総理のいる場所にどこでも登場するおそれ』で、口封じのための長期勾留ではないでしょうか」と問い糺しました
 異常な長期勾留は、安倍首相と官憲が一体となって籠池夫妻の口封じを行っているとしか考えられません

 そのため家族との面会も許されず、手紙のやり取りも禁止されているということです。
 まさしく「安倍首相のために国が行っている」人権侵害であり拷問です。

 籠池夫妻の長男の籠池佳茂氏が、「僕のお母さんはこのままでは死にます。まずはお母さんだけでも出してあげて下さい」という悲痛なツイートをしています。
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僕のお母さんはこのままでは死にます

 籠池佳茂 @YOSHISHIGEKAGO1 22:59 - 2018年1月8日
僕のお母さんはこのままでは死にます。まずはお母さんだけでも出してあげて下さい
皆さまご協力宜しくお願い申し上げます。籠池佳茂

 籠池佳茂 8:45 - 2018年1月9日
人間は事態が余りに深刻であればあるほど目を背けたくなる。
これは人間が持つひとつの防御本能だろう。
私はこれを否定しない。が、しかし断続的にそれを行う事は歓迎しない。何故なら思考停止してしまうからである。 
思考停止と危機回避は意味合いが違う。思考停止は茹でガエルと同じ結末だ。

 籠池佳茂 11:01 - 2018年1月9日
籠池夫妻の逮捕勾留は政治的意図によってなされた寸劇だ。
安倍総理自身が私の考えに共鳴する人であると言った当人が何故逮捕勾留されるのか?
理由は権力に逆らったからとされている。別に逆らったのではないだろう。事実を述べたまでだ。この国に言論の自由はないのか。
刑事訴追自体が無効である

 籠池佳茂 11:12 - 2018年1月9日
3月31日の大阪府の行政監査。
実はこの年大阪府は2度に渡って森友学園に監査を執り行っていた。なのに3月31日の監査が強行で行われた。
しかも監査前に松井大阪府知事は刑事告発する旨を名言している。
行政監査をするのに始めから刑事告発するのは違法だろう。
監査という名の政治弾圧だ。

 籠池佳茂 11:25 - 2018年1月9日
何故事実を述べた者を時の政権は真摯に受け止め対応をしないのだろうか。受け止めないどころか無理くりに司法に委託し幕引きを計るのだろうか?
余程話されては不味い事があるのだろう。私は公明党には言及していない。国交大臣は公明党のポストだ。真摯なる対応をしないと何れ明るみになるだろう。