2017年11月11日土曜日

まるこ姫が「バイキング」での山尾議員へのバッシングに怒り

 まるこ姫が、10日のNST番組「バイキング」で、全員が寄ってたかって山尾志桜里議員を攻撃していたことに対して憤激の文章を載せました。
 こうした不倫疑惑に対する執拗なバッシングは日本特有のものと言われています。一議員について、総勢で根拠のない悪口を言い合うというのは明らかな人権蹂躙です。
 まるこ姫は、出演メンバーの そのまんま東が「安倍さんは後4年やる」と語ったことに、
「ハア?あと4年もあのボンクラが総理の座にいる積りか? 今日一番のショックだった」
と述べています。(文中の太字強調部分は原文に拠っています)

 まるこ姫が文中で触れている神奈川新聞の記事も併せて紹介します。
 山尾議員は記事の中で、選挙後衆人環視の路上で週刊誌の記者を名乗る男から「男女の関係はあったのですか」「本当に関係はなかったのですか」「離婚はしたのですか」大きな声でしつこく繰り返し問われた異常で理不尽な体験を語っています。実に驚くべきことです。
 そして総力を挙げて改憲に対峙するために、自分一人では政策立案が停滞し支障が出ていることから山尾事務所の政策顧問として今後も倉持弁護士のサポートを受けるつもりであることを明言しました。
 山尾議員の御健闘を祈ります。
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バイキングが山尾志桜里を徹底糾弾、そこまで言われなければいけないのか
まるこ姫の独り言 2017年11月10日
バイキングは、打倒山尾志桜里にかじを切ったのか
チラッと見たバイキングでは、全員で寄ってたかって山尾志桜里を攻撃していた。
全員が細かいところまで目くじら立てて言い募る

枕詞では、どの人も「疑惑を持たれているのなら」、疑惑に答えるべきだ言っているが、完全に全員が、山尾志桜里=不倫をしたものとして発言している。ニヤニヤ笑ってみたり。。。
週に三回も4回も疑われるようなことをやっているのが問題であってとか言っていたが、それこそ俗物の見方じゃないか。
この人達は「不倫をしました」、と泣いて謝罪をしない限り許せないようだ。

宮迫が出演していたので配慮したのか、芸能人と政治家とは違うと言い出したのも、山尾志桜里だけがターゲットなのだろう。
どうも八幡と言う政治評論家は、一見擁護しているように見えたが、実はこの人がバッシングの急先鋒で、皮肉ったり揶揄したり、結果、政治家としての資質まで貶めていた。
そのまんま東は、国会議員は高い倫理性道徳性を求められていると言っていたが、果たしてそんな高潔な政治家が何人いるのだろうか。
与党の男性議員はどうなのか。
例えば、自民党の鴻池なんて、女性問題では数々の逸話があるが未だに議員を続けているし、かえって武勇伝の様に笑って語られているような気がするが。。。。

そのまんま東、県知事時代、高い論理性、道徳性、人間性を持って執務をしていたのか。
自身はそんなに高潔な人物だったのか。
山尾志桜里にだけ、高い人間性、論理性、道徳性を求めて、いるのもなんか変だ、坂上忍を筆頭に、そのまんま東、吉川美代子、八幡、土田。。橋本マナミまで、坂上忍の意思に応えようとせっかくコメントしたものが、トンチンカンだったのはいつもの事で。

みなが憎々しげに大バッシングを繰り広げていた。
そんなに不倫疑惑を持たれたことが、何十分も番組を割いてまで個人を糾弾しなければいけない、重大問題なのか。
もう批判ではなく、全員での悪口大会のような物だった。

剥き出しの好奇心に屈しない
と神奈川新聞でのインタビューに答えた山尾志桜里の発言が、バイキングと言う番組の闘争心に火をつけたのかもしれない

めったやたら怖いくらいに叩く叩く。。。。
坂上の目が据わっているのも怖い。

土田は、「僕ら剥き出しの好奇心なんて出していませんよね」と笑いながら言っていたが、あれだけのデバ亀状態で、剥き出しの好奇心以外に何があるのか。
この人達は多分、自分たちは「正義の味方」で、世間の怒りを代弁して山尾志桜里を責めていると思っているのだろうが私には、ゲスとしか見えない。
百歩譲って正義の味方だとしてもだ、あれだけ山尾志桜里、倉持弁護士の悪口雑言を言い立てれば、その子供たちがどれだけ、他者から被害を被るのか分かっているのだろうか。
二人とも不倫疑惑があっても犯罪を犯したわけではない。

そのあとで小泉進次郎の話題になっていたが、進次郎には好意的だったのと、そのまんま東が、「安倍さんは後4年やる」と。
ハア?あと4年もあのボンクラが総理の座にいる積りか?
今日一番のショックだった。


山尾氏 顧問に弁護士倉持氏
YAHOOニュース) 神奈川新聞 2017年11月7日
【時代の正体取材班=田崎 基】 衆院議員の山尾志桜里氏(43)=愛知7区=の事務所の政策顧問に、週刊誌などで関係が報道された弁護士の倉持麟太郎氏(34)が近く就任することが6日分かった。改憲を目指す安倍晋三政権に対抗する上で、憲法や安全保障問題で政策の方向性が一致する倉持氏との連携が不可欠として決断した。
 山尾氏は立憲民主党の衆院会派に所属し、衆院憲法審査会では同会派委員として改憲論議を率いる見通し。
 山尾氏は民進党政調会長に就任した2016年3月から、天皇陛下の退位問題や「共謀罪法」審議などで倉持氏から助言を受けてきた。倉持氏との関係が報じられたことし9月に民進党を離党、総選挙では無所属候補として3選を果たした。

 安倍首相が20年の新憲法施行の方針を示す中、神奈川新聞社の取材に「改憲論議に真っ向から向き合って首相案をはねのけるためには、今後も倉持氏からサポートを受ける必要があると判断した」と述べた。
 検察官出身の山尾氏は09年衆院選で初当選、12年に落選したものの14年に再選した。法律論や憲法論の素養があるとして、衆院法務委員会理事や憲法審査会委員などを歴任。15年には安全保障法制の審議で政権を追及、17年には「共謀罪法」に反対の論陣を張った。また16年には匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」を取り上げ、安倍首相に待機児童問題に取り組むよう迫った。

■山尾氏が語る(上) むき出しの好奇心になど「屈しない」 
 週刊誌やテレビのワイドショーから熾烈(しれつ)なメディアスクラム(集団的過熱取材)を受けた衆院議員、山尾志桜里氏(43)は孤高の境地に立っていた。「安倍晋三政権と対峙(たいじ)するために必要なサポートを全て使う」。焦眉の急である「憲法改正」と待機児童問題を主戦場と見定め、過熱報道された弁護士、倉持(くらもち)麟太郎(りんたろう)氏(34)からもあらためて政策顧問としてサポートを受ける。女性政治家ゆえにプライバシーに土足で踏み込まれる風潮に真っ向から抗(あらが)うことに、もう迷いはない。「むき出しの好奇心になど屈しない」
◇ ◇ ◇

 週刊誌報道から2カ月がたった。この間に私は離党し無所属となり、そして出馬し戦った。その過程で相当な葛藤があった。「公私にラインを引く」というスタイルが、どこまで社会的に認められるのか。
 悩み抜いた末の結論は、公の政治家としての私は、政策や政治哲学、姿勢についてはできる限り率直に答えるが、一方で「私」の部分に一定のラインを引くことに変わりはないということだった。
 直後の記者会見などで私は「男女の関係はない」と答えたが、そうしたことを答える必要さえなかったと今は思う。

■働く女性への視線
 選挙後、国会に向かう通勤中の路上で、週刊誌の記者を名乗る男からいきなり、「家の前から後をつけてきました」と声をかけられた。レコーダーを突き付けられてこう問われた。
 「男女の関係はあったのですか」「本当に関係はなかったのですか」。さらに「離婚はしたのですか」-。
 数多くの一般の人々が行き交う衆人環視の下、大きな声でしつこく繰り返し問われた。私はこれまで通り電車で通勤している。普通に考えてみてもらいたい。歩いていて、突然レコーダーを突き付けられ、そんな私的なことを問われる異常さを。
 いったい何の目的で、何の情報を、誰に提供しようと考え、私にそうしたことを問うているのか。
 つまりは「むき出しの好奇心を満たせ」「まだ満たされていないのだ。だから満たせ」と繰り返しているわけだ。
 私へのその問いは、どのようにして社会の役に立つのだろうか。政治家としての私を評価する上で、一体何の判断基準になるというのか。

 私は10年前に検事を辞めて政治家になり初めて女性政治家ならではの不条理に直面した。「いまお子さんを誰が見ていますか」「家でお料理しているところを撮らせてください」「子どもと一緒にいるところを取材させてください」
 働く女性は子育てや家庭にどう関わっているかを問われ続けている。女性政治家はさらに、それを見える形で世に示せと迫られる。取材者たちはおそらく良かれと思って聞いているのかもしれない。「大変でしょう」という共感。いたわりの気持ちを込めているのかもしれない。
 私は、「ミルク代を稼がなければならないので」などと笑って切り返したり、「いまは母が、夫が見ています」などと答える。場の雰囲気を慎重に感じ取り、それに合った回答をしてきた。
 家事や育児を巡って本来なら気にする必要のないはずの自責の念を常に感じることを求められ、しかもそれを対外的にどう表現するのかを問われ続けるというプレッシャー。
 子どもがいる男性議員は取材者から再三そんなことを聞かれているのだろうか。その懐疑から私はよほどの必要のない限り家族の話を外に出さないできた。家の中にカメラを入れたことはない。公の政治家としての仕事ぶりで評価を得たいと思い、意図的に「家庭」と、「政治家・山尾志桜里」を切り離しここまでやってきた。

■倒錯するメディア
 世界各国の男女平等の度合いを示すランキングで日本が三つ順位を落とした。調査対象144カ国のうち114位。世界経済フォーラム(WEF)が2日発表した2017年版の「ジェンダー・ギャップ指数」だ。下落した大きな要因は政治分野への女性の進出が遅れているためだという。
 日本ではとりわけ女性政治家が社会の好奇の目にさらされる。そのプレッシャーはすさまじいもので、あらためてそのことを今回当事者となり実感した。
 そうした圧力に対し、その都度、自分の信念を曲げて屈していたら、政治家を志す女性は今後増えるはずがない。だから私は政治の世界は公私を分け、政治家としての努力と実力のみで評価されるべきだと問いたい。

 一方で、今回の総選挙ではこれまでの主義主張をねじ曲げた候補者が少なからずいた。ゴシップ報道には熱を上げる取材者たちはしかし、その理由をしつこくただしたか。
 私は選挙後に立憲民主党の会派に加わったが、立憲民主党は「消費増税」の凍結を打ち出している。選挙戦で「消費増税は避けられない」という立場を明確にしつつ「憲法観や安全保障観など政策全般では立憲民主党と方向性は同じだ」と訴えた。
 私に問うべきは男女関係の有無などという下品な質問ではなく、主要政策の方向性は同じでありながら増税についてのスタンスが異なるように見える理由や詳細な説明ではなかったのか。
 「禊(みそ)ぎ」という言葉にも強い違和感があった。選挙に勝ったからといって「禊ぎ」が済むことなどないと私は思っている。今回報道された私の不注意な行動については、選挙に勝とうが負けようが、私がどこまでも背負っていく。ただそれだけの話だ。

 多くの取材者は「個」であるはずだ。しかし私への取材で記者たちは少なからず枕ことばでこう言った。
 「私は聞きたくはないのですが…」「ここにいる全員が知りたいと思うので質問します」
 あるいはマイクを切った後でこう言った。
 「こんなことを聞いて申し訳ありませんでした」「本当はこんなこと、どうでもいいことだと分かっています」「上司に聞いてこいと言われて…」
 みんな人のせいにする。
 そうじゃないだろう。一人のプロの職業人として「こんな質問すべきだろうか」と胸に手を当てて考えてもらいたい。

■総力で改憲に対峙
 これから国会では憲法改正が極めて重要な焦点となる。
 これまで私は報道で取りざたされた倉持氏とともに「共謀罪法」や天皇の皇位継承問題などについて取り組んできた。政策ブレーンとして協議を重ね国会での質問を準備し、論点を整理してきた。
 今回の当選で私に負託されたのは、待機児童問題と憲法問題に取り組むことだと心している。
 戦後政治の中で重大な局面を迎える今後1~2年は政治家にとって正念場だ。いま私の頭の中にあるのはこれから始まる「3期目」のことだけだ。そうした中で得られるサポートは全て受けようと考えている。

 私は山尾事務所の政策顧問として倉持氏のサポートを引き続き受けるつもりだ。同氏も応じている。政策立案の共同作業には継続性が欠かせない。これまで私が取り組んできた政治課題、哲学、価値観というものを倉持氏とは共有している。この2カ月間、私一人では政策立案が停滞し支障が出ていることからも、サポートを受け続ける必要があると判断した。
 私は3期目の仕事を全うする。憲法問題はその中核を占める。改憲に対峙する上で必要なサポートを全て受け、安倍政権に立ち向かうつもりだ。