2017年4月6日木曜日

民進党の幹部が腐りきっているから首相を追い込めない 

 天木直人氏が、「民進党がダメなところは幹部が腐りきっていることだ」とするブログを書きました。
 彼は、3月28日のブログ「安倍首相が 森友疑惑から逃げられない これだけの理由」でも、森友事件について 「今度の事件は、安倍首相が官僚組織を私物化してもみ消そうとしている一大疑獄事件だ。安倍首相に人事を握られた官僚たちが、悪い事と知っていながら黒を白と言い張る姿がそこにある。野党は、元官僚出身議員を全面に立てて、官僚を攻めたてればいい。・・・」※ と、官僚出身の議員たちを活用すれば事態が進展すると述べています。
※ 3月29日  安倍首相の辞任を目指して野党は結束せよと
 今回「サンデー毎日」が、民進党の官僚出身の議員が「森友問題は疑惑だらけだ。徹底的に追及すれば間違いなく安倍首相を辞職に追い込める。我々はそれで解散・総選挙になっても恐れない。しかし我々下っ端議員がどんなに頑張っても、判断するのは民進党の幹部議員だと」と発言したことを報じているのを紹介して「民進党の幹部にその覚悟がない」ので解決しないと述べました。
 
 また5日付のブログ「日本があぶない!」は、「週刊女性PRIME 4/4」の記事を紹介しています。
 それによると、安倍首相は、「手をつけられないほど子どもっぽくなっていて、官邸サイドも手を焼いているよう」で、「“籠池氏を偽証罪で告発しろ” と騒ぎ始め、官邸サイドも自民党もストップをかけられない。10年前に政権を放り出したときと同じで、みんなで寄ってたかって……と被害妄想に陥っているようです」の状態だということです。
 さらに偽証罪での告発を強く主張して、従来委員会で全会一致が慣例としてきたのに対して「慣例は絶対ではないとして3分の2の賛成で告発を押し切ろうとしている」ということです。
 なるほどかなり子供じみています。
 
 天木直人氏のブログと「日本があぶない!」を紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
民進党がダメなところは幹部が腐りきっていることだ
天木直人のブログ 2017-04-05
 森友問題はあらゆる意味で一大疑獄事件である。
 その森友問題で、自分や妻が少しでも関与していたら首相どころか政治家まで辞めると国民の前で大見得を切った安倍首相を、なぜ野党は一気に内閣総辞職に追い込めないのか。
 その答えを、発売中のサンデー毎日が教えてくれている。
 はやくから森友問題を追及していた民進党の議員に、福島伸享や岸本周平といった官僚出身(それぞれ経産省と財務省)の議員がいる。
 彼らが、インタビューした倉重篤郎記者に要旨次のように語っている。
 
 森友問題は疑惑だらけだ。徹底的に追及すれば間違いなく安倍首相を辞職に追い込める。我々はそれで解散・総選挙になっても恐れない。しかし我々下っ端議員がどんなに頑張っても、判断するのは民進党の幹部議員だと。
 この言葉を聞いた倉重記者は深いため息をついている。
 
 私は繰り返し書いて来た。森友問題を鋭く追及できるのは官僚出身の議員たちだと。
 なぜなら彼らは行政や法律のからくりを知っているからだ。 政治家と官僚の関係を手に取るように解説できるからだ。
 だから、元官僚議員たちを総動員して森友疑惑について安倍首相の矛盾を徹底追及すれば、安倍首相はひとたまりもないだろうと。
 
 その元官僚たちが、安倍首相を追い込めると断言しているのだ。覚悟も出来ているとまで言っている。
 それにもかかわらず、蓮舫や野田や枝野、細野、玄葉、安住、前原といった民進党幹部にその覚悟がない。
 今度の森友問題がこのまま幕引きされて終わるとすれば、すべての責任は野党第一党の民進党の腐りきった幹部議員たちにあるということだ。
 この機会に民進党は解体し、若手議員の集まりに生まれ変わるべきである。それが民進党再生の唯一の道である(了)
 
 
怒鳴る大臣、逃げる首相夫妻~裸の王様・安倍の自爆辞任に期待、
味のない首相は不要 
日本がアブナイ! 2017年4月5日
前 略
 そして、裸の王様の安倍首相の話を・・・。
 
 『森友学園問題は最終章へ"裸の王様"安倍首相が自爆辞任する日はそう遠くない
 週刊女性PRIME 4/4(火)
 「本人が逃げ切れると踏んでいるかわかりませんが、手をつけられないほど子どもっぽくなっています。官邸サイドも手を焼いているようです」 と、ジャーナリストの大谷昭宏氏は明かす。
 本人とは安倍晋三首相(62)のこと。大阪市の学校法人『森友学園』に約8億円引きで国有地が払い下げられていた問題は、籠池泰典前理事長(64)の証人喚問によって安倍首相夫妻に疑惑の目が向けられたままだ。
 
 籠池氏を告発しろ
 100万円を寄付していないのは本当か。昭恵夫人(54)が講演料10万円を受け取っていないのは確かか。夫人付の政府職員が籠池氏に送信したファクス回答が明るみに出たことで、国有地払い下げに関与していないとは言えなくなったのではないか─
 首相は、もし夫妻の関与があれば辞任し、国会議員も辞職すると約束している。
 野党は「昭恵夫人を国会の証人喚問に呼ぶべきだ」と主張し、安倍首相は「その必要はない」と繰り返して議論は平行線をたどってきた。国会は政府・与党が数の力で牛耳っており、頼みの野党は疑惑追及の攻め手にとぼしい。
 
 安倍首相の逃げ切りか─。
 そんなムードが漂い始めてきた中、この膠着状態を断ち切ったのは安倍首相だった。
 「首相が“籠池氏を偽証罪で告発しろ”と騒ぎ始め、官邸サイドも自民党もストップをかけられない。10年前に政権を放り出したときと同じで、みんなで寄ってたかって……と被害妄想に陥っているようです」(前出の大谷氏)
 首相のスポークスマンである菅義偉官房長官は3月28日、参院決算委員会で籠池氏を告発する可能性について「(証言が)事実と違っていたらそうなる」と答弁。自民党総裁特別補佐の西村康稔衆院議員も同日、偽証の疑いがあるとして「国政調査権の発動も視野に入れる」と同調した。政府、党を挙げて籠池氏を追い込みにかかっている。
 「籠池氏を証人喚問したのは衆参両院の予算委員会です。従って偽証罪で告発するのは国会。それなのに官邸と党が息巻いているんです」 と大谷氏は指摘する。
 
 議院証言法8条2項は、証人を偽証罪で告発するには委員会か両院合同審査会の出席委員の3分の2以上の賛成を必要としている。しかし、罰則が懲役3か月以上10年以下と重いこともあり、全会一致を慣例としてきた。
 「慣例は絶対ではないとして3分の2の賛成で告発を押し切ろうとしている。衆院予算委は与党で3分の2以上の議席を持っている。少なくとも、安倍晋三記念小学校の名前で寄付を集めていた期間の長さと、安倍首相から寄付されたとする100万円の振り込み用紙の記入者については偽証に問えると自信を持っている。あまりにネタが小さくて驚いた」(全国紙記者)
 
 大阪地検特捜部は籠池氏が国の補助金を不正受給していたとする補助金適正化法違反容疑の告発状を受理。大阪府は3月31日、系列の塚本幼稚園に立ち入り調査するなど“籠池包囲網”は狭まりつつある。
 前出の大谷氏は「首相の籠池氏憎しの暴走は、皮肉にも自分の首を絞めることにつながりかねない」と話す。
 「偽証罪の告発を受ければ、検察は昭恵夫人から直接話を聞かざるをえなくなります。“フェイスブックに書いたとおりです”は通用しません。起訴されると、裁判で最大の証人になるのも昭恵夫人。国会の証人喚問を頑なに拒みながら、裁判所の証言台に立つことになるんです」(大谷氏)
(後 略)