2017年1月27日金曜日

反トランプ派はカナダを拠点に「パープル革命」を目指す 

 ドナルド・トランプ氏は大統領に就任した直後にTPPから永久離脱する大統領令を出すなど、着々と選挙公約を実行しています。その点は、「チェンジ」を掲げて当選したにもかかわらず、国民本位の「チェンジ」できなかったオバマは大違いです。

 オバマ氏は非常に演説の上手い人でしたが、実際の政治は基本的に体制側によって制御され、国民が期待した「チェンジ」は実現しませんでした。逆に彼があれほどTPPの成立に固執したのは、就任早々に体制側の非公式会議に呼ばれて因果を含められたためと言われています。
 
 その点トランプ氏は有言実行、何の躊躇もなくグローバル企業が必死に追求してきたTPP(それにTTIP、TiSAも)をキャンセルしました。TPP等の成立を確信して、これまでに関係者への手当などに巨額の投資を行って来た巨大資本側は当然大激怒しています。
 トランプ氏はまた、ロシアとの宥和やシリアでの戦争の終結も目指しているということなので、これには軍の上部と軍需産業を中心とする軍産複合体が激怒しています。
 また体制の中心に位置するCIAはメディアに命じて、ロシアとの宥和を牽制するためのマッカーシズムを巻き起こさせました。
 
 トランプ氏がここまで体制側に逆らうのは本当に勇気が要ることで、オバマ氏とは大違いです。
 米国では1963年、CIAのあり方を批判しその改革を企図したケネディ大統領が暗殺されました。その事件を解明した文書は、後継のジュンソン大統領によってなんと2039年まで公開禁止とされました。事件後76年間も封印する理由は暗殺に国家機関が関係していること以外には考えられません。
 その後こうした事件が起きていないのは、国家の体質が改善されたからではなく、単に体制の意向に逆らう大統領がその後登場していないからでした。 
 そうした事実を承知の上で公約を実行しているトランプ氏の勇敢さは称賛されるべきです。
 
 体制側が今後どう対応してくるかですが、体制派の活動は「非公然」なので その企んでいることは秘密のベールの中です。
 体制側のうち公然グループの中心にはジョージ・ソロスがいて、選挙直後の11月13日トランプ対策を練る秘密会を開き、トランプ政権に対する「パープル革命」の開始を宣言したということです。トランプ政権の打倒を目指すものです
 
 櫻井ジャーナルの記事を紹介します。
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トランプが迅速に公約を実行する中、
反トランプ派は「パープル革命」を目指してカナダを拠点に    
櫻井ジャーナル 2017.01.26 
ドナルド・トランプは大統領に就任した直後にTPP(環太平洋連携協定)からの離脱を決めた。「チェンジ」を掲げて当選したにもかかわらず、庶民にとって良い方向へ「チェンジ」できなかった前任者のバラク・オバマとの違いを見せつけた形だ。
 
 当然、TPP、TTIP(環大西洋貿易投資協定)、TiSA(新サービス貿易協定)の3点セットで巨大資本に国を上回る力を与えようとしていた勢力は激怒しているだろう。そうした勢力はロシアや中国を恫喝して屈服させようともしている。こうした恫喝にロシアや中国が屈するはずはなく、必然的に恫喝はエスカレート、最近では核戦争の脅しになっていた。
 
 TPPからの離脱は大統領に就任する前からトランプは宣言、投票日の前からシリアでの戦争を終結させるために動いている。例えば、10月11日にパリのリッツ・ホテルで約30名の政治家、実業家、外交官が集まって開かれたシリア情勢に関する話し合いにドナルド・トランプの長男、ドナルド・トランプ・ジュニアが出席している。
 
 またイスラエルの情報機関と緊密な関係にあると言われているDEBKAfileによると、トランプ政権で安全保障担当補佐官に就任することが内定していたマイケル・フリン中将はロシア安全保障会議の議長、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、ヨルダンのアブドラ国王などと秘密会談を行ったという。すでにトルコはダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)つまりネオコンたち好戦派の手先になってきた武装勢力に対する攻撃でロシアと行動を共にしている。
 
 反トランプ勢力のうち、公然グループの中心には投機家のジョージ・ソロスがいて、民主党の大統領候補だったヒラリー・クリントンもその影響下にある。選挙直後の昨年11月13日、ソロスは息子のジョナサン・ソロスやトム・ステイアーを含む富豪たちとワシントンのマンダリン・オリエンタル・ホテルでトランプ対策を練る秘密会談を開いた。ヒラリー・クリントンとビル・クリントンには紫色をあしらった服で集会に登場させ、「パープル革命」の開始を宣言した。
 
 この「革命」の拠点になると見られているのがカナダ。ジャスティン・トルドー首相は筋金入りのネオコン、つまりロシアを憎悪しているクリスティア・フリーランドを外務大臣に据えた。この女性はウクライナ系で、バラク・オバマ政権内の好戦派だったビクトリア・ヌランド、サマンサ・パワー、スーザン・ライスの分身だと表現する人もいる。作家のデイビッド・ホロウィッツによると、オバマとヒラリーは「亡命政権」の準備をしているそうだが、その拠点はカナダになるのだろう。
 
 トルドー政権はTPPを復活させ、ロシア敵視政策を推進しようとしている。つまり、安倍晋三首相とは親和性が強い。その安倍首相と会談するため、ソロスは今年1月6日、アデアー・ターナー元英国工業連合会長を伴って来日している。ソロスが安倍に「お伺い」を立てることはありえず、何らかの指示を与えるために来た可能性が高いだろう。今後、カナダと日本がネオコンの拠点になるかもしれない。日本が非常に難しい立場に陥る可能性が高いということだ。