2016年10月16日日曜日

民進党は野田を残して全員離党したらと あいば達也氏

 民進党の蓮舫代表が14日「私、仲間の米山候補を応援します!」と、新潟市での街頭演説で公言しました。米山氏が知事に立候補したときにそれを認めずに離党させたのに、一体どういう風の吹き回しなのでしょうか。幹事長の野田は、「蓮舫氏には米山候補の応援には絶対に行かせない」と言っていた筈ですが・・・ (^○^)
 あいば達也氏は、民進党は自主投票を決めていたものの、「勝ち馬っぽくなって来たから慌てふためいて、米山候補支持を表明したとしか思われない」と述べています東京・福岡の補選で惨敗するのに加えて新潟知事選でも不名誉の敗北を喫するわけにはいかない、と考えたとしても無理はありません。
 
 その辺の蓮舫氏の「機を見る敏さ」は野田の救いようのない「鈍感さ」とは当然違うのでしょう。
 しかしそこまでズレまくった人間を幹事長に選んだのですから蓮舫氏にすべての責任があります。彼女が野田や連合との間に生じたギャップをどのように修復するのかは見ものです。
 
 「世相を斬る」のあいば達也のブログを紹介します。
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あぁ無惨“民進党”の朝令暮改 野田を残して全員離党 
世相を斬る あいば達也 2016年10月15日
16日の新潟県知事選、東京10区と福岡6区の2つの衆院補選。新潟知事選は、電事連の恫喝に怖気づき「原発再稼働反対」の旗を引っ込めた。補選東京10区では、3野党推薦に加わらなかった。挙句に、船橋の嘘つきブタ=野田佳彦は「単独過半数めざす」などと、野党三党なんて邪魔だと言わんばかり。どこから、どのような角度からも、温かい目で見つめてやっても、出てくる言葉は「クソ!」のひと言。
 
上述のような経緯だったのに、驚くなかれ、米山候補の優勢を聞きつけ、東京、福岡含めて3連敗は阻止したいと思ったのか、蓮舫が「私、仲間の米山候補を応援します!」と、14日新潟市での街頭演説で公言した。連合新潟が森候補の支持を決めているから、グチグチ言った挙句に“自主投票”だと偉そうなことを言ったのだが、絶対勝ちそうとなった時点で、勝ち馬に乗った節操なき態度は、到底、単独過半数を狙うなどと云う政党の党首とは言えない。
 
“民進党は自主投票を決めていたが、野党共闘の枠組みを重視し、事実上方針を転換した。”、“選挙は勝たないといけない。戦略的判断で決断した”等と実しやかなことを言っているが、勝ち馬っぽくなって来たから、慌てふためいて、米山候補支持を表明したとしか思われない。選挙の流れとしては民進党に見捨てられた米山候補に、「判官贔屓」の流れがあったので、逆効果になる惧れもある。まさか、面と向かって「二日前になって支持と言われても…」とも言えないだけに、再逆転等と云う事態も杞憂の範囲だが考えられる。筆者の杞憂で終わることを祈るしかない。
 
しかし、それにしても、連合新潟は、森候補支持のままなのだから、民進党は半ば機能不全に陥っている。外見上、民進党が連合と袂を分かつという大ニュースなのだが、今回の選挙に限ってなのだろうから、自民党福岡の分裂選挙と同じ程度と見ておくべきなのだろう。とは言うものの、野党第一党が、これだけハチャメチャな機能不全では、安倍官邸に暗雲がたち込めていても持ち堪えてしまいかねない。今時点で、安倍に解散総選挙を打たれたら、野田蓮舫民進党は、討ち死に候補続出で、半減するのでないだろうか。意地でも、野田幹事長の政党には投票しないぞ。筆者などは、完璧に、その一人だ(笑)。
 
筆者の希望としては、心を本当に入れ換えた前原に辻元清美と山尾しおりが両翼に並び立つ民進党であれば、幾分党勢は盛り返すだろう。しかし、それでも、筆者は投票にまでは至らない。前原への疑念を簡単に拭うことは出来ないからだ。本気で政権を取る気と感じさせて貰うには、小沢が折角用意した「自由党」と云う入れ物を利用する知恵が欲しい。この「自由党」と云う入れ物に、野田佳彦と菅直人を残して合流するくらいの豪胆さが求められる。民進党の半数と現自由党の面々、それに社民党が加わる政党が生まれれば、共産党と連携を強化し、有権者が選ぶ政党にメリハリが生まれるような気がする。 
 
もっとも、民進党の自浄能力に期待する事とは別に、安倍政権の自滅の道が、某国によって画策されるのであれば、その方が民主的ではないが手っ取り早い。国民の政治離れが極端になり、火事場泥棒の如く、日本の政治シーンを戦前回帰方向に導く勢力の抬頭が明確であるのなら、瞬間的敗戦が訪れても、緊急避難的に容認できる。これ以上、歴史が逆回転阻止の為に、手段があるのら、悪魔の手でも寸借することは許されるだろう。民主的手順は、蘇生した民進党、社民党と自由党の合併。そして、共産党との連携と、非民主的某国の陰謀がフレキシブルに起きるのが理想的だ。 
 
≪ 蓮舫氏が野党候補応援=自主投票方針を事実上転換-新潟知事選
民進党の蓮舫代表は14日、新潟市内で街頭演説し、新潟県知事選(16日投開票)に出馬した共産党など3野党推薦候補への支持を訴えた。民進党は自主投票を決めていたが、野党共闘の枠組みを重視し、事実上方針を転換した。唐突な動きに党内では反発の声も出ている。 
 蓮舫氏は演説で「横暴な政治に堂々とあらがう人を新潟の皆さんに選んでいただきたい」と野党推薦候補への投票を呼び掛けた。 
 知事選は、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働への対応が最大の争点。自民、公明両党が推薦する新人と、原発再稼働に反対する共産、自由、社民3党が推す野党系新人の事実上の一騎打ち。蓮舫氏の地元入りは14日当日に発表された。 
 蓮舫氏の応援には「野党系が負ければ民進党の責任にされかねないが、接戦なので勝てば求心力向上につながる」(中堅)との判断が働いたようだ。江田憲司代表代行は同日の記者会見で「選挙は勝たないといけない。戦略的判断で決断した」と説明。ただ、場当たり的な印象は否めない。  ≫(時事通信)