2016年10月12日水曜日

野田幹事長 衆院の単独過半数をめざすと

 いまどき民進党が単独で戦って議席を伸ばせるなどと思っている人はいません。政治に関心がない人でもそんなことは直感的に理解しています。
 それを選挙のプロでなくてはならない幹事長が、記者に向かって「(140人以上の新議席を獲得して)衆院の単独過半数をめざす」などとよく言えたものです。
 「世相を斬る」の あいば達也氏は、「100人中95人が『ハァ?と耳を疑うと言いましたが、それは甘い言い方で「100人中100人が呆れる」が正しいのではないでしょうか (^○^) 。
 
 蓮舫新代表が幹事長人事を発表したときにマスコミは、「蓮舫にとっては(保身上)最善であっても、党にとっては最悪の人事」だと評しましたが、これほど早く、しかもこれほどお粗末な形で馬脚を現わすことになるとは思っていなかったのではないでしょうか。彼は幹事長に着任するに当たり、2012年の衆院選で失った170名余りの同志に再び議員として戻ってもらうために力を尽くす責任があると、一応殊勝にしかし出来もしないことを口にしました。百歩譲って仮にそれが彼の本心であったとしても、今の立場で、ありえないことを記者たちの前で話すのは明らに異常です。そんな夢想的なことでは、只の1人にも戻ってきてもらうことは出来ないでしょう。
 
 あいば氏は、「官邸の主の三倍ほど酷く頭が狂っている」、「心も腐っている」、「このあまりの発言は、もう犯罪的だ」と控えめな批判を続けます。
 
 ブログ:「世相を斬る あいば達也」を紹介します。
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“キチガイに刃物”“野田に幹事長”なんか似てる?
世相を斬る あいば達也 2016年10月11日
 民進党の野田と云う幹事長が10日に、福岡6区の立候補予定者応援演説後の記者会見で、「衆院の単独過半数めざす」と能弁に語ったようだ。呆れて、開いた口が塞がらない。よくも、ぬけ抜けと、このような“捕らぬ狸の皮算用”が口をついてくるものだ。100人中95人が「ハァ?」と、自分の聞き間違いかと耳を疑うような発言をしている。直近の同党衆議院議員は96人だ。衆議院の定数は、現時点で475人。その過半数は、単純に見ても238人になる。さらに野田の過半数を獲得するには142人の衆議院選挙当選者を出さなければならない。つまり、現状が96議席の野党が、何の根拠もなく、142議席上乗せすると発言したわけだ。 
 
 現状の議席の維持すらも危うい状況ではないかと噂されているというのに、100人の上に150人増で250人にすると言っている。少なくとも、公党の幹事長だぜ、いくら目標は高い方が良い。豚は志高くと言われても、聞くに堪えられない。こののだと云う男、声音が良いトーンであるため、発言していることは、出鱈目、嘘八百、詭弁、言い逃れ、且つ、言うことと真っ逆さまなことをしても、平気の平左で議員活動が出来る、悪名高き松下政経塾の一期生だ。その辺を散歩している犬でも首を傾げるような事を言うのだから、これは、我が国の官邸の主の三倍ほど酷く頭が狂っている。おそらく、それを平気で言えるのだから、心も腐っているのだろう。
 
 今や、連合に気を遣い、ビビりまくった挙句、新潟知事選では、自党を離党して泉田の意志を継ごうと云う米山候補に推薦を出すことが出来ず、自主投票にしたのだから、まあ良く言って不戦敗、不戦勝が最高点。森候補・自公推薦は年齢的ハンデもあるので、幾ら東電お抱えでも米山に負けるだろう。民進党支持の6~7割が、米山支持であるにも関わらず、党推薦が出せなかった、意志力で、衆議院選で、党勢を二倍半にするなど、あり得ない。また、東京・福岡の衆院補選においても、共産の協力等を得ても、まず負ける。東京は若狭、福岡は鳩山邦夫の息子でほぼ決まり。注目3選挙で全敗。野田蓮舫の民進党は分裂する危機であって、上述のようなあまりの発言は、もう犯罪的だ。キチガイや卑怯者に、刃物や力や能弁を与えることは、大罪である(笑)。 
 
≪ 民進・野田幹事長、衆院の単独過半数めざす意向 
 民進党の野田佳彦幹事長は10日、次期衆院選について「いま以上立て、過半数を狙えるという候補者を立てる。そのために全力を尽くすのが大事だ」と述べ、単独過半数の確保を目指す考えを示した。11日告示の福岡6区補選の立候補予定者の応援演説後、福岡県久留米市で記者団に語った。 
 野田氏が次期衆院選での具体的目標に言及したのは初めて。共闘する共産、社民、生活の3党との小選挙区のすみ分けが課題となるなか、あくまで単独で政権奪取をめざす考えを示したもので、3党の反発も予想される。 
 民進は295の小選挙区のうち、現職と公認内定者を含め210人の擁立を決めている。野田氏は「総選挙の時期が早いことを前提とするならば、きちっと協議して各地区でしっかりした候補者を立てられる状況をつくる」とも述べ、空白区の擁立を急ぐ考えを強調した。
  自民党の二階俊博幹事長が10日に「選挙の風が吹き始めている」と発言したことに対しても、野田氏は「与党第1党の自民党幹事長が言うのだから、立ち遅れしないようにすることが我々の役割だ」と語った。 ≫  (朝日新聞デジタル)