2016年10月3日月曜日

「新潟県9条の会 会報 No.54(2016年9月30日付)」を掲示します

 「新潟県9条の会 会報 No.54」のPDF版を掲示します。

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県会報 No.54  (1面)
県会報 No.54  (2面)

 PDF版はやや不鮮明になるため、第1面の記事3本と第2面の記事1本のテキスト文を以下に添付します。
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違憲の戦争法1年、たたかいの輪をさらに広げ
戦争する国づくりは:許さない、戦争法はぜったい廃止に
 
 戦争法強行から1年目の9月19日、「戦争法はぜったい廃止に」と、全国各地で集会・デモ・スタンディング行動などが行われました。新潟県内でも9条の会や民主団体、憲法センター等を中心に、60カ所近くで「19行動」が行われ「あの時の怒りは忘れない。市民と野党の共同を発展させ、戦争法を廃止し、必ず政治を変えよう」と固い決意を示し、市民へのアピールが行われました。
 新潟市の中央区集会・パレードには、参院選で野党統一候補として勝利した森ゆうこ参議院議員もかけつけ、「参議院選挙では、だれの子どもも殺させない、平和憲法を守り抜いてほしいという県民の思いが勝利させてくれた。何がなんでも平和憲法と立憲主義は守り抜く。知事選では安倍政権直結の知事ではなく、新しいリーダーをつくるために最後まで力を尽くす」と訴えました。
 共産・社民党の各党代表も駆けつけました。県憲法センターの佐藤一弥代表は、「憲法違反の戦争法は1年たっても憲法違反は変わらない。参院選挙で野党統一で11の選挙区で勝利した。本格的に野党共闘がすすめば、自民党政権は変えられる。戦争法廃止の新たな決意で力を合わせていこう」と呼びかけました。
 平和センターの吉田裕史副議長は「若い人たちが声を上げ頑張ったことを忘れてはいけない。子供たちのために平和で明るい社会をつくるために頑張ろう」と訴えました。集会には、200名以上の市民が参加、パレードでは、更に参加者が増え、300人を超える規模に膨れ上がりました。「戦争したがる総理はいらない!」「戦争法廃止!」「今すぐ廃止!」等と元気いっぱいコール。沿道からは、手を振って激励する場面も見られました。この目の行動参加者は、全県で1200名近い参加となりました。(全県の様子は裏面にも)
 
 
「戦争法」の発動許さず、廃止の運動さらに広げよう!!
        自衛隊員が、「殺し殺される」危険が迫っている
 
 9月12日、安倍首相は、自衛隊高級幹部への訓示で、集団的自衛権の行使を容認した戦争法と「これと軌を一」にした日米新ガイドラインが本格運用の段階に入る、「今こそ実行の時だ」と述べました。
 安倍政権は、戦争法の本格運用に向け、武器使用の手順を定めた「部隊行動基準」等の作成、歴代政府が違憲としてきた集団的自衛権の行使や「戦闘地域」での米軍への兵站などを想定した訓練等の「戦争法に基づく新任務の訓練」が、10月から実施予定の日米共同統合実動演習キーン・ソードなどで行われようとしています。
 米軍への兵站も、歴代政府が「他国の武力行使と一体化する」ため違憲としてきた「戦闘地域」での活動が地球規模で可能になった状況に対応するため、臨時国会に「日米物品役務相互提供協定」承認案の提出も狙っています。
 内戦状態が続く南スーダンのPKO(国連平和維持活動)に11月に派遣予定の自衛隊部隊は914日から、戦争法に基づく「駆け付け警護」など新任務の実動訓練を既に始めています。「駆け付け警護」は、襲撃された他国軍などを救出するため武器の使用が認められている新たな任務です。自衛隊員が戦後初めて「殺し、殺される」現実的な危険が差し追っています。
 戦争法は一刻も放置できません。戦争法に反対するたたかいは、「安保法制廃止、立憲主義回復、安倍政権打倒」という方向で、野党と市民の共闘が大きく発展しています。戦争法の発動を阻止し、廃止に追い込むことは急務です。そのための共同のたたかいをさらに大きく広げることが求められています。
 
 
 「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」の県知事候補に
 米山隆一氏(医師・弁護士)が立候補表明
 
 今回の新潟県知事選挙は、世界最大の原発・柏崎刈羽原発の再嫁働を許すかどうかが最大の争点となる全国が注目する選挙になっています。
 「何が何でも柏崎刈羽原発再稼働を」ねらう安倍自民党内閣と中央財界・「原発村」・自民党などは、「再稼働に消極的」とみられる現職知事に対する対抗馬として再選されたばかりの現職市長を「原発推進の候補」として担ぎ出し、「知事候補断念」に追い込むなど、政財界と自民党が総力戦で挑んできている中での知事選挙です。
 福島原発の検証も不十分、数十万人の避難者が5年以上たっても故郷に戻れないままで避難計画も県民の安全確保が見通せない状態です。再稼働など絶対あり得ません。
 「県民の安全確保もできない原発再稼働は許せない」は県民の圧倒的な声です。
 原発再稼働に反対する市民団体と野党の県知事統一候補として勝利めざしてたたかうことになりました。米山陵一さんは、先の参院選挙で「戦争法廃止のため野党は統一を」を訴え、全県各地の集会に参加し、森ゆうこ参議院議員の勝則のために大奮闘しました 

 県民のいのち・くらし最優先・原発再稼働は許さない・違憲の戦争法は廃止の新潟県の新しいリーダー・米山隆一県知事をみんなの力で誕生させましょう。
 
加茂九条の会のスタンデング・リレートークに
 森ゆうこ参議院議員・小池市長も、60名を超える市民が参加
 
 加茂市内の国道403号線の両側に「アベ政治は許さない」「戦争法を廃止しよう」の横断幕やプラスターを掲げ、行き交う人にアピール。リレートークで、森ゆうこ参瑞兆議員は「平和憲法を子どもたちの未来のために守っていかなければならない」「立憲主義を回復し、戦争法を廃止して、何が何でも平和憲法を守り抜いて、二度と戦争する国にしてはならない」の県民の願いに応えて奮闘する決意を述べ、そのためにみんなで力を合せようと熱く呼びかけました。
 多忙のなか駆け付けた小池清彦市長は「憲法9条は何か何でも守りぬかなければならない。柏崎刈羽原発で事故が起きれば、東日本には人が住めない危険にさらされかねない」と原発をやめて自然エネルギーヘの転換を呼び掛けました。
 行動には日本共産党や新社会党、民進党、社民党、立TF授戒会の人たちも参加し、9条の会の活動に刻する期待と賛同も含めて語られました。加茂九条の会の鶴巻大陸代表は、九条の会の存在意義と今後の活動について述べ、運動への参加を呼び掛けました。