2016年10月24日月曜日

24- 北朝鮮次官「米国との平和協定締結を」 元米高官と接触

 北朝鮮が弾道ミサイルや核兵器に注力するようになったのは、イラクが米国によって完全に亡ぼされる経過を如実に観察したからだと言われています。
 従って北朝鮮が今目指している核武装等は外国を攻撃するためのものではなくて、米国から攻撃に対する抑止力を備えるためということができます。
 そういう点で「米国との平和協定締結を望む」のは北朝鮮の本音なのですが・・・ 
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北朝鮮次官「平和協定締結を」 元米高官との接触で
時事通信2016年10月23日
【ソウル時事】韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮の韓成烈外務次官(米国担当)らはマレーシアのクアラルンプールで21、22の両日行われた米国の元高官らとの接触で「核・ミサイル計画を中止する前に、米国との平和協定締結を望む」という立場を改めて表明した。これに対し、元米高官らは「まず核開発を中止すべきだ」という考えを伝えたという。
 聯合が接触に加わった米外交専門家リオン・シーガル氏の話として報じた。また、KBSテレビによれば、シーガル氏は今回の接触について、米朝の政府間対話につなげる可能性を探ることが狙いだったと説明した。
 接触には、核開発凍結の見返りに軽水炉の供与をうたった1994年の核枠組み合意締結時、米側首席代表を務めたロバート・ガルーチ氏らが参加した。