2016年8月11日木曜日

11- 皇位継承問題は事前に解決して置く問題だった

 「まるこ姫の独り言」氏が天皇の生前退位問題に関連して、皇位継承問題について今日の事態に至る前に解決しておくべき問題であったと述べました。
 この問題については、小泉政権下で「女性・女系天皇」を容認する報告書をまとめ、野田政権下で「女性宮家創設」案をまとめていますが、いずれも後継の安倍政権によって事実上ボツにされました。
 皇統の問題については、いつまでも男系天皇に拘っていたら皇太子、秋篠宮、その息子で終わることは明らかです。
 それなのに、安倍首相や日本会議は何やら彼らの理解できない価値観に基づいて、「女性・女天皇」や「女性宮家創設」を認めようとしません。早晩、天皇が存在しなくなっていいというのでしょうか。
 
 ブログ:「まるこ姫の独り言」を紹介します。
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皇位継承問題は天皇が声を発する前に解決して置く問題だった
まるこ姫の独り言 2016年8月9日
本来なら天皇が声を発する前に、皇室について、皇位継承について議論して問題解決しておくべきだった。
 
天皇は摂政ではなく、生前退位に拘っておられる。
そして、後々の代にまで及んで継承問題を心配しておられるのではと思った。
もう、自由にしてさしあげたらどうだ。
 
一時、小泉政権下で、皇位継承が大きな問題になって国民的議論にまで発展したが、秋篠宮に男子が誕生したとたん、なぜか立ち消えになった感がある。
 
頓挫繰り返す皇族減少対策=容易でない典範改正―生前退位
           時事通信8月8日(月)15時26分
2005年には小泉内閣が「女性・女系天皇」を容認する報告書を取りまとめ12年には野田内閣が「女性宮家創設」案を提示
だが、保守派の反発や政権交代などでいずれも立ち消えとなった。皇室典範改正は容易でない。
 
男系男子に拘る人たちは、なぜ自分たちのプライドやエゴとしか思えない思想を押し付けるのだろう。
男系男子に拘っていたら皇室は存続できないのは、誰が見ても明らかなのに、未だに男系男子に拘る勢力が幅を利かせている。
男系男子に拘っていたら皇太子、秋篠宮、その息子で終わる。
先細りもいいところだ。
 
多分この人達は、昭和天皇と同様、今上天皇が亡くなるまでお勤めを果たしてもらいたいのだろうが、素人考えとしたら、たまたま天皇家に生まれただけで、死ぬまで人権も自由もないなんておかしな話だ。
天皇が悲痛な叫びをあげても、憲法に抵触しているとか、皇室典範改正だというが、本来なら、とっくの昔にこういった問題を議論しておくべきだった
 
集団的自衛権行使の法律を作るときは、憲法無視で、強行採決しておきながら、天皇が精いっぱい問題提起しているのに、憲法が~とか皇室典範が~。都合のよい話だ。
 
小泉政権でも野田政権でも、皇位継承問題について議論をしているのに、3年半も続き、まだまだ政権を手放す気など毛頭ない安倍政権は、まったくこの問題を国民的議論に発展させてこなかった
皇室問題も、少子化問題も問題が起こってから大慌てで対策を練ると発言したり、付け焼刃的な法律を作る積もりのようだが、職務怠慢その物じゃないか。
 
天皇陛下に時間がそうそう残されてはいない。
また小泉政権、野田政権の時の様に、男系男子に拘る人達天皇陛下の生前退位を潰さない事を祈るばかりだ。