2016年8月6日土曜日

06- 原水爆禁止世界大会 広島で開会総会 国際会議は4日 閉会総会

 原水爆禁止2016年世界大会・広島 開会総会が4日、広島市内で開かれ4500人が集いました。
 
 また広島市内で開かれていた原水爆禁止2016年世界大会・国際会議は4日午前、閉会総会を開き、「国際会議宣言」を採択しました。
 「国際会議宣言」は、5日から19日までスイスのジュネーブで開かれる核兵器を禁止・廃絶する条約に関する国連作業部会に送付されました。
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ヒロシマから世界へ ヒバクシャ国際署名推進を
原水爆禁止世界大会 広島で開会総会
しんぶん赤旗 2016年8月5日
 「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに原水爆禁止2016年世界大会・広島開会総会が4日、広島市内で開かれ、4500人(主催者発表)が集いました。
 開会宣言した全労連の小田川義和議長は、国連の場で核兵器廃絶のための法的措置に向けた論議が始まったのは、被爆者のたたかいと世界大会がつくりだした到達点だと指摘。「ヒバクシャ国際署名は核兵器固執勢力を世論の力で追い詰める最重要の取り組みだ」と訴えました。冨田宏治国際会議宣言起草委員長(関西学院大学教授)が主催者報告しました。
 日本被団協の岩佐幹三代表委員、市民連合の長尾詩子さんが来賓あいさつ。参院選山口選挙区の野党統一候補だった纐纈厚さんらがリレートークしました。
 「ヒロシマから世界へ 被爆地からの訴え」として広島の被爆者7団体代表が国際署名に共同して取り組む活動を披露すると大きな拍手が起きました。数百万の署名を目標とするとしたベトナム平和委員会のブイ・リエン・フオン事務長がすでに集めた8万の署名目録を岩佐さんと被爆者代表に手渡しました。
 セルジオ・ドゥアルテ元国連軍縮問題担当上級代表は「みなさんは素晴らしい仕事をしている。核廃絶への決意を持ってぜひたたかい続けてほしい」と激励しました。
 
 
核兵器禁止条約を要請 国際会議宣言 国連作業部会に送付
しんぶん赤旗 2016年8月5日
 広島市内で開かれていた原水爆禁止2016年世界大会・国際会議は4日午前、閉会総会を開き、「国際会議宣言」を採択しました。「国際会議宣言」は、5日から19日までスイスのジュネーブで開かれる核兵器を禁止・廃絶する条約に関する国連作業部会に送付されました。
 
 「国際会議宣言」は、「いま『核兵器のない世界』への扉を開こうとする新たな動きがうまれている。核兵器を禁止し、廃絶する条約についての実質的な議論が、国連ではじまったのである」と強調。
 「作業部会は、核兵器禁止条約の内容や2017年の条約交渉の会議開催なども提案される画期的な会議となった」と評価し、「我々(われわれ)は、作業部会が今秋の国連総会に対して、核兵器禁止・廃絶の条約の交渉開始をふくむ具体的な勧告を行うことを要請する」としています。
 「核保有国とこれに追随する同盟国の姿勢が、『核兵器のない世界』へのもっとも大きな障害」だと批判。「交渉開始と締結を求める世論と運動を強めることに全力をつくさなければならない」と指摘。世界で数億人を目標とした「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」(ヒバクシャ国際署名)をはじめとした行動などを、国連核兵器廃絶デー(9月26日)や、国連軍縮週間(10月24日から)を節目に、発展させようと呼びかけています。