2016年4月14日木曜日

北海道補選が苦戦で 安倍首相がワイドナショー出演へ

 鈴木宗男氏も口説き落としたしと、安倍首相が圧勝のつもりで臨んだ北海道5区補選で、どうやら雲行きが怪しくなりました。そこで頽勢を挽回するためにと、安倍首相がフジTV17日放送のワイドナショウに出演するということです。
 「まるこ姫」が、これまで高市ともどもTVで政府を批判するのは公平中立ではないなどとさんざんいちゃもんをつけておきながら、いざ北海道補選が芳しくないと見るや、首相自らがバラエティ番組に露出するとは、あまりにも身勝手ではないかと、怒りのブログを載せました
 
 日刊ゲンダイに載った鈴木宗男氏インタビュー記事も併せて紹介します。
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「安倍首相 17日ワイドナショー出演へ」もう、なりふり構わず(笑)
まるこ姫の独り言 2016年4月12日
どうも北海道補選で、自民党の候補者が芳しくないそうな。。
 
本来なら、町村前衆院議長の死去に伴う衆院補欠選で、町村の娘婿を擁立したとなれば、圧勝であって当然なのに、その娘婿と来たら、とにかく頭を下げることが嫌いらしく、一方野党候補は苦労人で日を追うごとに有権者の気持ちを掴んでいるようで、当初の圧勝の下馬評は何処へやら、選挙が近づくにつれ接戦になっているとも伝えられている。
 
どうしても北海道補選で勝たないといけない安倍首相は、ここへ来てテレビに出演するのだと言う。
しかもワイドナショーは見たことないけど、これってバラエティじゃないのか?
安倍首相 17日ワイドナショー出演へ 松ちゃんツッコミ期待
           スポニチアネックス4月11日(月)7時26分配信
 
 安倍晋三首相が、フジテレビの「ワイドナショー」(日曜前10:00)に出演する方向で調整していることが10日、分かった。関係者によると、早ければ17日の放送で実現する見通し。
 自民党関係者は「補選の情勢は厳しく、首相周辺は相当焦っている。夏の参院選の前哨戦と位置付けており、負けられない戦い。
 首相がメディアに露出し、政府の姿勢を訴える狙いだ」と指摘する。
 
過去、安倍首相や悪代官がテレビ出演した際、政府を批判する内容だと、公平中立ではないといちゃもんをつけ放題で、高市早苗も政治的に公平であるということを確保していないときは、電波停止もありうると、国会で何度となく言及し、散々テレビ局に圧力を加えて委縮させておきながら、北海道補選が芳しくないと見るや、今度はバラエティ番組に露出
 
政府の姿勢を訴える? それこそ、公平中立じゃないじゃないか
しかもこの時期にテレビ出演という事は、選挙に向けてのパフォーマンス以外何があるというのか。
この番組生放送じゃないようで、安倍首相の下手打った発言などすべてカットだろうし、当然、自分の政策の自慢大会だろうし。
返す刀で盛大な野党批判を展開するのだろうし。。。
そして相手をする芸能人も、全員で安倍マンセーをするのだろうし、裏を返せば安倍首相は低レベルの人気取りをするまでに切羽詰まっているのかもしれない。
 
北海道補選、大どんでん返しがあったら面白いし希望が持てる。
安倍首相は、北海道補選の結果次第で、W選挙の有無を考えているようだし。
 
それにしても安倍政権は、同じことをしても自分たちは許されて、他者は絶対に許さない。
こんな手前勝手なことは、絶対に許されない筈だが、安倍政権にだけは通用すると言うから、おかしな社会だ。
 
本来なら権力を持っている方にこそ、厳しい目を向けなければいけない筈のマスメディアが完全に委縮して、当たり障りのない報道ばかりするから、安倍政権も増長するのだ。
 
これでは権力の腐敗は進行するし、国も衰退の一途を辿る。
いつか必ず安倍政権の大罪が発覚する。
その時は時すでに遅しかもしれないけど。。。。
 
 
北海道5区補選 与党支援に回った鈴木宗男代表の“言い分”
日刊ゲンダイ 2016年4月13日
 参院選の前哨戦となる衆院北海道5区の補欠選挙が12日告示を迎えた。「野党統一候補VS与党候補」でガ然、全国の注目を集める選挙区だが、安倍政権を痛烈に批判していたにもかかわらず、急きょ、与党候補支援に“鞍替え”したのが新党大地の鈴木宗男代表。11日、菅官房長官の応援演説を聞いていた鈴木代表を直撃した。以下、一問一答。
 
――自民党に鞍替えしたのですか。
  「いや、俺は共産党とは一緒にやっていけないという話で。日本はいまみんな保守の国なのですから」
――TPP反対だったのに、賛成の自民党と組むのですか。
  「TPP交渉はまとまったのだから反対してどうします」
――まだ批准していません。
  「(批准反対が)国会を通りますか」
  「反対だけしていても、(農業の)生産性が上がらない。逆に農家がやっていける、中小企業がやっていける、薬剤師の方がやっていけるように、そういう形をとるのが現実的な政治ではないかということ。ただ反対して、生産性が上がりますか。決まった以上、もうひっくり返りませんよ。だから、そのへんを勉強しないと駄目だよ」
 
  まるで自民党の代弁者のよう。まっ、何を言っても理由は後付けにしか聞こえない。
 (取材協力・ジャーナリストの横田一氏)