西日本新聞 2016年01月08日
絵手紙を通じて平和と戦争を考える特別展が筑前町の大刀洗平和記念館で開かれている。17日まで。
小郡市の絵手紙作家、山川寿子さん(77)と、主宰する絵手紙教室の生徒約50人が出品。山川さんは昨年、「戦後70年の節目の年に、若い人たちに平和と戦争について考えてほしい」と、戦争体験者の話やマスコミ報道を参考にして、生徒と一緒に作品作りに取り組んだ。活動を知った同館が「多くの人に見てほしい」と特別展を企画した。
会場には1945年3月の爆撃で、集団下校中の児童31人が亡くなった頓田(とんた)の森の悲劇をテーマにした大作や、空襲に遭う久留米の街を描き「日本は70年も平和です。この平和を次代を担う若い人達に守ってほしいですね」と書き込んだ作品など約120点が並ぶ。
入館料は大人500円など。
平和と戦争をテーマにした絵手紙が並ぶ大刀洗平和記念館の特別展