2016年1月22日金曜日

安保法反対の高校生グループ 選挙参加呼びかけへ

NHK NEWS WEB 2016年1月21日
安全保障関連法に反対する高校生のグループが東京都内で会見を開き、選挙権年齢の引き下げを受けて模擬選挙のイベントを開くなど、同世代の若者に選挙への参加を呼びかける活動を行うことを明らかにしました。
 
去年、国会で成立した安全保障関連法に反対する全国の高校生のグループ「T-nsSOWL」は、21日夜、東京・千代田区で会見を開き、夏の参議院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを受けて、当面の活動方針などを明らかにしました。
この中で、メンバーの男子高校生は「新たに240万人が有権者となるので、私たち高校生が声を上げて選挙の大切さや、投票しないことのデメリットを訴えていきたい」と述べ、模擬選挙のイベントを開いたり街頭で呼びかけたりして、同世代の若者に選挙への参加を呼びかける考えを示しました。
また、別の男子高校生は教育現場の対応について、「中立性を理由に教師が発言できない空気になると、政治に関する授業ができなくなってしまう。教師と生徒が意見を交わして政治について考えるのが本来あるべき姿だと思う」と意見を述べました。そのうえで、「同世代の一人一人が生活の延長線上で政治を語り、自分の意見を持ってほしい」と訴えました。