2016年1月19日火曜日

19- 高校生平和大使 フィリピンでの活動報告

読売新聞 2016年01月18日
 全国で集めた鉛筆1万本などを贈るため、2013年11月に台風被害を受けたフィリピンを訪問した「高校生平和大使」2人の報告会が17日、長崎市の県教育文化会館で開かれた。
 
 長崎北高2年の中村希美さん(17)と活水高2年の井上紗綾さん(16)。東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の高校生2人とともに、4~11日にフィリピンを訪問した。
 2人は報告会で、マニラや台風の被災地のセブ島などで、鉛筆1万本と支援金48万円を小学校などに届けたことを説明。被爆後の長崎や東日本大震災の被災地の状況を伝え、核兵器廃絶の署名活動をしたことも紹介した。
 
 中村さんは「フィリピンは災害が多く、支援が必要な人が多いことが分かった。自分に何ができるか考えたい」、井上さんは「現地の被災者から学んだ台風や津波の怖さを多くの人に伝えていきたい」と語った。