2015年12月15日火曜日

15- 高校生が25都道府県から1700人 「平和創り出す」と日比谷野外音楽堂に

 戦後70年の今年、「高校生・戦後七十年『未来』プロジェクト」が主催した日比谷野外音楽堂での集会に、25都道府県の高校生ら約1700人が参加しました。
 集会で、「私たちは、誰もが夢に向かって努力できる平和を自分たちで創り出す」という宣言を出しました。
 
 集会後は日比谷公園から銀座に向けて平和と学費無償化を訴えるパレードをおこないました。
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高校生1700人「平和創り出す」 日比谷野外音楽堂に25都道府県から集結
東京新聞 2015年12月14日 
 戦後七十年の今年、平和について考えてきた全国の高校生が十三日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で集会を開いた。二十五都道府県の高校生ら約千七百人が参加し、代表者が「私たちは、誰もが夢に向かって努力できる平和を自分たちで創り出す」と宣言した。
 
 「高校生・戦後七十年『未来』プロジェクト」の催し。広島・平和記念公園にともされている「平和の灯(ともしび)」を北海道から九州まで運ぶ自転車リレーをしたり、戦争体験者の話を聞いたりしてきた。
 
 代表生徒四人の宣言に合わせ、全国から集めた七十万羽余の折り鶴の一部を貼り付けた板を一斉に空に向けて掲げた。サザンオールスターズの曲「ピースとハイライト」に乗せ、平和への願いを込めた群舞も披露した。
 大東学園高校(世田谷区)の二年生東沙耶香(あずまさやか)さん(16)は「多くの体験者から悲惨な話を聞いた。次は私が語り部となり、次世代にも戦争を伝えていきたい」。名古屋経済大高蔵高校(名古屋市)二年生の坂口花錬さん(17)は「戦後百年を迎えられるように仲間と行動していく」と話した。
 
 集会後は平和と学費無償化を訴えるパレードもした。日比谷公園から銀座に向けて行進した高校生は「憎しみは何も生まない」「教育格差をなくそう」などと声を張り上げた。
 
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平和への願いを込めた群舞を披露する高校生たち=13日、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で