2015年9月11日金曜日

憲法9条守れ、道民訴え 9月9日にイベント

北海道新聞 2015年9月10日
 月日が9並びとなった9日、憲法9条の大切さを訴えるイベントが道内各地で行われた。国会で審議中の安全保障関連法案をめぐり、平和や憲法への関心が高まる中、多くの道民が戦争放棄をうたう9条に思いをはせた。
 
 日付を含め「9」が四つ並んだ午前9時9分、札幌、千歳、日高管内新ひだか、後志管内蘭越の4市町の7寺院・教会で、参加者が鐘を鳴らす「9・9・9・9平和の鐘」が行われた。
 
 札幌の市民団体「くらしの9条の会」が呼び掛け、今年で9回目。札幌市中央区の大光寺では住職の深沢光有さん(72)が安保法案に関し、「戦争に勝者も敗者もなく、破滅があるだけ。反対の声を雷鳴のように響かせよう」とあいさつした後、参加者約40人全員で9条の条文を唱和し、鐘を突いた。
 
 札幌の市民有志は9月9日を「ラブ9デイ」と名付け、家族や友人と憲法9条について考える日にしてほしいと呼び掛けた