2015年4月20日月曜日

高校生ら 名古屋で戦後70年学習会

 愛知県内の高校生でつくる「戦後七十年『未来』プロジェクト」が企画した、プロジェクト第一弾の戦争について学ぶ「戦後七十年学習会」が19日、名古屋市で開かれ、県内の私立高校を中心に約50校から約百人が参加しました。
 
 学習会の後、高校生や保護者ら約千人が、平和などを訴え市内の繁華街をパレードしました
 
 同「『未来』プロジェクト」は、今後年間を通じて、戦争に関係する20近い企画や行事に取り組んでいきます
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高校生ら平和訴え練る 名古屋で戦後70年学習会
中日新聞 2015年4月20日
 ドキュメンタリー映像や語り部の話から戦争について学ぶ「戦後七十年学習会」が十九日、名古屋市中区の名古屋商工会議所であった。(愛知)県内の私立高校を中心に、約五十校から約六百人が参加した。
 
 県内の高校生でつくる「戦後七十年『未来』プロジェクト」の一環。年間を通じて、戦争に関係する二十近い企画や行事に取り組んでいく。
 プロジェクト第一弾の学習会では、沖縄戦などのドキュメンタリー映像が上映され、元日本兵の九十代の男性が過去に講演した戦争体験談が紹介された。男性が語った「上官の命令は絶対。人を殺すことに罪の意識はなかった」という言葉が読み上げられると、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていた。
 
 その後、高校生や保護者ら約千人が、平和などを訴え市内の栄地区をパレード。「七十年続いた平和をつないでいきたい」「未来を切り開こう」などと書かれたプラカードを掲げ、街を練り歩いた。
 参加した市川瑠莉さん(17)=安城学園高三年=は「戦争は怖いなとあらためて感じた」、竹本瑠理さん(18)=同=は「死体の山や震える子どもの映像が恐ろしかった。現在からは、とても想像できない」と話した。
 
写真
 
平和や教育問題などを訴えながらデモ行進する高校生ら