2015年3月19日木曜日

神戸空襲70年 遺族ら160人が合同慰霊祭

 神戸が焦土と化した1945年3月17日の神戸空襲から70年目の17、神戸市の薬仙寺で今年も犠牲者を追悼する合同慰霊祭が営まれ、遺族ら約160人が参列しました。
 神戸への空襲は何度も繰り返され、8千人以上が亡くなりました。
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神戸空襲70年 遺族ら160人が合同慰霊祭
神戸新聞 2015年3月18日
 太平洋戦争下、神戸が焦土と化した1945年3月17日の神戸空襲から70年となった17日、神戸市兵庫区今出在家町の薬仙寺で今年も犠牲者を追悼する合同慰霊祭が営まれた。遺族ら約160人が参列。亡き人や70年の歳月に思いをはせた。
 
 空襲は終戦まで何度も繰り返され、8千人以上が亡くなったとされる。慰霊祭は市民団体「神戸空襲を記録する会」が開いている。
 
 同会の中田政子代表(69)は、一昨年に建立した慰霊碑について話し、参列者に「人の心を揺するのは経験者の生の声。命ある限り、あんな悲しい思いは日本の誰もがしてはいけないと若い人に伝えてほしい」と訴えた。
 
 母と兄2人を亡くした西宮市の古川輝男さん(74)も涙ながらに体験を語り、「思い出すと今もつらいが、80、90年と語り継ぐことで平和が保てる」と語気を強めた。(阿部江利)