2014年12月18日木曜日

読売新聞が平和賞運動に対して忠告!?!

 “「憲法9条を保持する日本国民」にノーベル賞を” という運動に否定的な考えを持つ人たちは沢山います。読売新聞社も多分社全体としてみればその部類に属すると考えられます。
 それは兎も角、読売新聞が日本国民が受賞することはあり得ることなのか”を問題提起しました。16日付の勘違いだった?日本国民にノーベル平和賞」がそれです。
 
 読売の記者は、まず今年の平和賞候補のトップに位置すると予想したオスロ国際平和研究所の所長にインタビューして、彼が「日本国民」という“特定の団体”だと「勘違い」していたことを確認し、同氏が「ある国の人々が全体で受賞者になることは不可能」との見方を示したこと、その一方でノルウェー・ノーベル賞委員会の事務局長、「日本国民」の推薦を受理したことを認めた上で、国民全体に授与した前例く、9条の解釈などを巡り、「日本国民」を推す日本の市民団体側と政府が一体性に欠ける現状では、国民全体への授与は困難との認識を強く示唆したことを報じました
 
 日本国民が平和賞を受賞して安倍首相が授賞式に参列することの戯画的な効果はもとより絶大ですが、日本国民の中には9条を敵視する安倍氏のような人たちもある程度の比率を占めていることは事実です。
 それを日本国民ということで括っていいものなのか、そのことが事実上受賞の妨げになっているのだとすればなお更一考を要する問題です。
 受理されたのだから問題はないでは片付けられないように思われます。
 
 受賞運動自体が重要だということであれば話は別ですが・・・
 
 いずれにしても読売の記者は意外と隠れた受賞熱望者かも知れません。(^○^)
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勘違いだった?「日本国民」にノーベル平和賞
読売新聞 2014年12月16日
 今年10月のノーベル平和賞受賞者発表の直前、独自の受賞者予想で知られるオスロ国際平和研究所のクリスチャン・ハルプバイキン所長が、「憲法9条を保持する日本国民」を最有力候補に挙げて話題を呼んだ。
 
 「日本国民」という名の団体が推薦されていると所長が勘違いしていたことが、本紙のインタビューで分かった。(ロンドン支局 柳沢亨之)
 
 所長は、有力候補としたのは「日本国民ではない。『9条を保持する日本国民』という名の団体が推薦されたと理解してきた」と述べた。推薦運動を行った市民団体の石垣義昭共同代表によると、推薦したのはあくまでも日本国民全体だった。
 所長はまた、「ある地域の人々が(全体で)何らかの責任を負う存在となることはあり得ない」と語り、国民全体への授与は不可能との見方を示した。
 
 一方、ノルウェー・ノーベル賞委員会のゲイル・ルンデスタッド事務局長も本紙の取材に応じ、「日本国民」の推薦を受理したことを認めた。その上で、国民全体に授与した前例がないことを指摘し、「だれが(授与式で)賞を受け取るのかとの問題が生じる。『日本国民』を推薦した人たちが安倍首相に懐疑的なのに、首相が賞を受け取るのか」などと話した。9条の解釈などを巡り、「日本国民」を推す日本の市民団体側と政府が一体性に欠ける現状では、国民全体への授与は困難との認識を強く示唆した。