福井県の市民団体「永平寺町の豊かな自然と平和なくらしを守る会」が16日、「秋の平和まつり」を開きました。
そして集団的自衛権をめぐる閣議決定の撤回と、原発を再稼働させないことを政府や県に求める署名活動をすすめる考えを確認しました。
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平和願い「反対」確認 永平寺でまつり(福井)
朝日新聞 2014年11月17日03時00分
市民団体「永平寺町の豊かな自然と平和なくらしを守る会」が16日、「秋の平和まつり」を町内で開いた。集団的自衛権をめぐる閣議決定の撤回と、原発を再稼働させないことを政府や県に求める署名活動をすすめる考えを確認した。
講演で吉川健司弁護士は、二つの世界大戦を経験した人類は、1928年の不戦条約や45年の国連憲章で戦争の違法化を進めてきたが、集団的自衛権などの「抜け穴」的理屈で2001年のアフガニスタン戦争や03年のイラク戦争などが行われたと振り返った。
その集団的自衛権を認めた閣議決定は、これら米国の戦争に自衛隊を巻き込ませなかった憲法9条を有名無実化するものと指摘。安倍首相の「多数決民主主義」に対する「立憲民主主義」という考えを紹介し、「多数決ならば何をしてもいいというのではなく民主主義も憲法の枠内で運用されるべきだ」と訴えた。