2014年8月20日水曜日

日本の高校生平和大使、核廃絶署名を国連欧州本部に

朝日新聞 2014年8月20日
 全国の高校生が集めた核兵器廃絶を求める署名を携えた「高校生平和大使」の20人が19日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、約13万人分の署名を軍縮会議のマークラム事務局次長に手渡した。
 
 高校生平和大使は、被爆地の長崎と広島の他、東日本大震災の被災地である福島や岩手、第五福竜丸事件の静岡など13都道県の高校生で構成。全員がマークラム氏に、「広島と長崎の悲劇を繰り返してはなりません」などと、核兵器廃絶を求める思いを英語で訴えた。
 
 マークラム氏は核廃絶の必要性に同意した上で「皆さんはとても良いコミュニケーターです。被爆者の心を伝えていってください」と激励した。(ジュネーブ=松尾一郎)