2014年7月30日水曜日

ガザ唯一の発電施設が砲撃で運転停止

 
 かつてイラク戦争では、アメリカ軍はライフラインである上・下水道施設を徹底的に破壊しました。
 またベトナム戦争では、病院もいわゆるアメリカ軍の北爆の標的になりました。
 
 いまガザでも軍事的に圧倒的に優勢なイスラエル軍によって、同じようなことが行われています。
 ガザ唯一の発電施設が29日、イスラエル軍の砲撃を受けて運転が停止しました。
 国連難民キャンプに28日、戦闘機から発射された複数のミサイル着弾難民が死亡しました。
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ガザ唯一の発電施設が稼働停止、イスラエル軍攻撃受け
AFPニュース2014年07月29日
【7月29日 AFP】パレスチナ自治区ガザ(Gaza)地区に電力を供給している唯一の発電施設がイスラエルの砲撃によって故障し、使用不能となったと、ガザ地区エネルギー当局の副局長が語った。
 
 エネルギー当局のファティ・シェイク・ハリル(Fathi al-Sheikh Khalil)副局長は28日、AFPの取材に応え「昨夜のイスラエルの砲撃により、ガザ唯一の発電施設が稼働停止した。まず蒸気発生器が損傷し、さらに燃料タンクが砲弾を受け炎上した」と語った。
(c)AFP
 
ガザ地区の国連難民キャンプに着弾、子ども8人死亡
AFPニュース2014年07月29日 
【7月29日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で続いている攻撃の応酬で28日、難民キャンプの子ども8人が死亡、イスラエル側でも4人が死亡した。開始から3週間が経過した壊滅的な暴力の連鎖を断ち切ってほしいという世界の願いは、またも打ち砕かれた。
 
 緊急当局によると、海沿いにある国連(UN)のシャティ(Shati)難民キャンプの運動場をミサイルが直撃し、子ども8人の他に少なくとも2人が死亡、さらに46人が負傷し、そのうちの多くがやはり子どもだという。
 パレスチナ側の医療筋は、複数のミサイルが戦闘機から発射されたという目撃証言があるとして、難民キャンプを攻撃したのはイスラエル軍だと非難している。これに対しイスラエル軍は、同キャンプへはいかなる攻撃も行っていないとして全面的に否定。ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)がロケット弾を誤射し、イスラエルを攻撃するはずが同キャンプに着弾したと主張している。
 その後間もなくある治安筋が、イスラエル南部で軍部隊との撃ち合いになったパレスチナ側の戦闘員5人が死亡したと伝えた。しかしハマスは、同域への攻撃でイスラエルの兵士10人を殺害し、味方の犠牲者はいなかったと主張した。
 この日の被害により、パレスチナ側の死者数は1050人を上回った。
(c)AFP/Hazel WARD