2014年5月26日月曜日

村山元首相 米艦防護はあり得ない話と批判

 社民党の村山富市元首相は25日、東京都内で講演し、安倍首相が集団的自衛権の行使を容認する事例として挙げた米艦船防護について「現実にはあり得ない。それをあるかのごとく想定し、解釈改憲をたくらんでいる」と批判しました。
 
 例の「おじいさん・おばあさんが載っている船を守ろう」という絵柄の話は、個別自衛権で守ればいいといわれているものです。
 日本を戦争国家に向けようとする本心を隠して、ああした国民の情緒に訴える話にすり替えて国民の賛成を得ようとする手法(センセーショナリズム)は、首相として下の下の策としか言いようがありません。
 
 時間が経つにつれて真実が明らかにされつつあります。
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村山元首相:米艦防護「あり得ない」 憲法解釈変更を批判
毎日新聞 2014年05月25日
 社民党の村山富市元首相は25日、東京都内で講演し、安倍晋三首相が集団的自衛権の行使を容認する事例として挙げた米艦船防護について「現実にはあり得ない。それをあるかのごとく想定し、解釈改憲をたくらむのはいかがか」と疑問を呈した。その上で、憲法解釈変更による行使容認の動きを強く批判した。
 
 村山氏は「(憲法解釈変更を)認めたら憲法の意味がなくなる。絶対に駄目だ。権力者が都合の良いよう憲法を変えるのを許してはいけない」と訴えた。憲法に関し「非常に良く出きている。不磨の大典だ。子どもや孫に大事な宝として譲り渡したい」と強調した。(共同)