2014年2月1日土曜日

これが戦争の現実 御代田で写真展

 日中戦争や太平洋戦争体験者の写真展が30日から長野県御代田町で開催されています。
 同町出身の山本宗補さん(60)さんが撮影したもので、戦争体験者7人の写真、証言をまとめた文章とともに展示されています。 
 
 「御代田9条の会」が、安倍政権が集団的自衛権の行使容認を目指すなかで、戦争の現実を知った上で戦争に参加することの是非を考えて欲しいということで企画しました。
 
 山本さんは「若い政治家の間で『あれは侵略戦争ではなかった』という声がまかり通っている。日本人は単なる戦争の被害者ではなかったことも認識し、愚かな戦争をしてはいけないと若い人にも思ってほしい」と話しています
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戦争、これが現実 御代田でフォトジャーナリストの写真展
信濃毎日新聞 2014年1月31日
 御代田町出身のフォトジャーナリスト山本宗補さん(60)=東京都東久留米市=が取材した日中戦争や太平洋戦争体験者の写真展が30日、同町エコールみよたで始まった。
 
 憲法9条を守ろうと町内の有志を中心に運動する「御代田9条の会」が主催。安倍政権下で集団的自衛権の行使容認への検討がされており、「(行使容認の是非を)現実の歴史を知った上でみんなに考えてほしい」と企画した。2月11日まで。
 
 写真展は、山本さんが昨年発行した写真集「戦後はまだ…」に掲載した体験者70人のうち国内外の57人の写真を、証言をまとめた文章を添えて展示している。
 
 旧ソ連によるシベリア抑留の体験者は、飢えや重労働で「毎日誰かが死んだ」と語り、長崎で被爆した男性はやけどで溶けて腐った皮膚を「アリが引っ張ってゆく」と振り返る。
 
 日本側の加害も伝える。
 ある元日本兵は、中国で仲間の古参兵が、村の女性を強姦しようとし、抵抗されて井戸に投げ込んだ  と証言。
 
 シンガポールの華僑の男性は、日本の軍人に「何をしたいのですか」と尋ねただけのいとこなど家族や親族21人を殺されたと話す。
 
 山本さんは「若い政治家の間で『あれは侵略戦争ではなかった』という声がまかり通っている。日本人は単なる戦争の被害者ではなかったことも認識し、愚かな戦争をしてはいけないと若い人にも思ってほしい」と話している。
 
 最終日の午後1時半~4時には、エコールみよたで山本さんの講演会もあり、戦争体験者への取材のエピソードや平和への思い語る。無料。託児は1人200円で、講演開始前までに御代田9条の会の桑田さん(電話090・1865・4836)に申し込む。