2013年12月10日火曜日

共同、JNN、NHKが世論調査 内閣支持率は急落

 9日、朝日新聞に引き続き、共同通信、JNN(TBSなど)、NHKが最新(7日~9日)の世論調査結果を報じました。
 それによると安倍内閣の支持率はいずれも急落し、特定秘密保護法案の審議は不十分と評価され、法案の成立を評価する意見は圧倒的に少数で、国民の「知る権利」の侵害が大いに懸念されています。
 
 共同通信が特定秘密保護法を今後どうすればよいか聞いたところ、次の通常国会以降に「修正する」との回答は54・1%、「廃止する」との回答は28・2%で、合わせて82・3%に上りました(他社ではその質問項目はありませんでした)。
 
 安倍内閣の支持率は、共同47.6%(10.3ポイント低下)、JNN54.6%(13.9%低下)、NHK50%(10ポイント低下)といずれも大幅に低下し、不支持率は、共同38.4%(12.2%増加)NHK35%(10ポイント増加)でした。
 
 特定秘密保護法の成立については、国会での審議が「十分だ」はJNNNHK8%で、不十分だ」JNN85%、NHK59%でした。
 法案の成立を評価する」はJNN28%、NHK33%で、「評価しない」はJNN57%、NHK58%でした。
 国民の「知る権利」を侵害する懸念はなくなったかについては、「なくなったとは思わない」がJNN79%、NHK73%といずれも高率でした
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秘密法「修正・廃止を」82% 世論調査、内閣支持率急落
共同通信 2013年12月9日
 共同通信社が8、9両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、6日に成立した特定秘密保護法を今後どうすればよいかについて、次の通常国会以降に「修正する」との回答は54・1%、「廃止する」との回答は28・2%で、合わせて82・3%に上った。「このまま施行する」との答えは9・4%にとどまった。
 
 安倍内閣の支持率は47・6%と、前回11月の調査より10・3ポイント急落し、昨年12月の第2次安倍内閣発足以来、初めて50%を割った。不支持率は38・4%(前回26・2%)だった。
 
JNN世論調査 秘密保護法の国会審議「十分でなかった」が85% 
JNN 2013年12月9日
 先週金曜日に成立した特定秘密保護法の国会審議について、85%の人が十分ではなかったと考えていることが、JNNの世論調査で明らかになりました。
  調査はご覧の方法で、この土日に行いました。
 
 まず安倍内閣の支持率ですが、「支持する」と答えた人は前の月と比べて13.9ポイント減って第2次安倍内閣が発足して以降、最も低い54.6%となりました。支持率が60%を切るのは初めてです。
 次に、先週金曜深夜に成立した特定秘密保護法について、成立を評価するかどうかを尋ねたところ、「評価する」は28%で、「評価しない」と答えた人はおよそ倍の57%でした。
 また秘密保護法の国会での審議について十分だったかどうかを聞いたところ、「十分だ」とした人は8%で、「十分でなかった」と回答した人が85%に上りました。「不十分」と答えた人は、与党の自民党と公明党の支持層でも7割を超える結果となりました。
 
 さらに野党との修正協議により国民の「知る権利」を侵害する懸念はなくなったかどうかを尋ねましたが、「なくなったとは思わない」が79%に上りました。
 次に消費税率を再来年の2015年秋に10%に引き上げることについて尋ねたところ、反対と答えた人が58%で賛成を上回りました。また、10%引き上げの際に食料品などの生活必需品を低い税率にするいわゆる軽減税率を導入することについては、「導入すべきだ」が82%を占めました。
 第2次安倍内閣は今月末に1年を迎えますが、安倍政権が長く続いてほしいと思うかどうかを尋ねたところ、59%が長期政権を望んでいることがわかりました。
 また総理大臣にふさわしい政治家を聞いたところ、安倍総理を挙げた人が13%、小泉進次郎氏が7%、自民党の石破幹事長が3%などとなりました。
 政党支持率は自民党が前の月と比べて7.1ポイント減らし、30.3%となったほかは、ご覧のようになっています。
 
NHK世調安倍内閣支持50%
NHK NEWS WEB 2013年12月9日
NHKが行った世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月より10ポイント下がって50%、「支持しない」と答えた人は先月より10ポイント上がって35%でした。
 
NHKは、今月6日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
調査の対象となったのは1637人で、64%に当たる1055人から回答を得ました。
 
それによりますと、▽安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月より10ポイント下がって50%で、去年12月の第2次安倍内閣発足後、最も低くなりました。一方、▽「支持しない」と答えた人は、10ポイント上がって35%でした。
支持する理由では、▽「他の内閣よりよさそうだから」が32%、▽「実行力があるから」が22%、▽「政策に期待が持てるから」が19%だったのに対し、
支持しない理由では、▽「政策に期待が持てないから」が44%、▽「人柄が信頼できないから」が19%、▽「支持する政党の内閣でないから」が15%、となっています。
 
次に、6つの政策課題をあげて、国が今最も力を入れて取り組むべきだと思うことを聞いたところ、▽「景気対策」が22%、▽「原発への対応」が20%、▽「社会保障制度の見直し」が17%、▽「東日本大震災からの復興」が14%、▽「外交・安全保障」が10%、▽「財政再建」が9%でした。
 
安倍内閣の経済政策を評価するか尋ねたところ、▽「大いに評価する」が7%、▽「ある程度評価する」が52%、▽「あまり評価しない」が27%、▽「全く評価しない」が9%でした。
景気が回復していると感じるかどうかについては、▽「感じる」が16%、▽「感じない」が43%、▽「どちらともいえない」が37%でした。
 
先週、成立した「特定秘密保護法」を評価するかどうか聞いたところ、▽「大いに評価する」が6%、▽「ある程度評価する」が27%、▽「あまり評価しない」が35%、▽「全く評価しない」が23%でした。
 
また、国会審議では、行政が情報を恣意的に「特定秘密」に指定するなど、国民の「知る権利」が侵害される可能性が指摘されましたが、その可能性について不安を感じるかどうか聞いたところ、▽「大いに不安を感じる」が27%、▽「ある程度不安を感じる」が46%、
▽「あまり不安を感じない」が15%、▽「全く不安を感じない」が5%でした。
 
さらに、特定秘密保護法を巡って、国会で議論が尽くされたと思うかどうかについては、▽「尽くされた」が8%、▽「尽くされていない」が59%、▽「どちらともいえない」が27%でした。
 
東京都の猪瀬知事が、去年の知事選挙の直前に、大手医療法人「徳洲会」グループから現金5000万円を受け取っていた問題について、猪瀬氏は納得のいく説明をしていると思うか聞いたところ、▽「している」が2%、▽「していない」が75%、▽「どちらともいえない」が16%でした。
 
“支持率低下” 菅官房長官「予測していた」
JNN 2013年12月9日
 菅官房長官はJNNの世論調査で内閣支持率が大きく下がったことについて、特定秘密保護法の国会審議の影響で支持率は「下がるだろうと予測していた」と述べたうえで、「謙虚に受け止めながらも、政府としては審議時間は問題なかったと思っている」と語りました。
 「今回、世論調査はたぶん(支持率が)下がるだろうと、予測は政府としてもしていました」(菅義偉官房長官)