2013年9月30日月曜日

自民が憲法改正草案について国民との対話集会を

 自民党は党の憲法改正草案の趣旨を国民に理解してもらい、憲法改正に向けた機運を高めようと、草案についての国民との対話集会を年内にも始めるということです。

 対話集会は全国各地で開き、石破幹事長や党の憲法改正推進本部のメンバーが、「自民党の改正案でも、平和主義や基本的人権の尊重などは維持されている」などと説明して、国民の理解を得たいということです

 国防軍の創設や「個人の自由や権利」を「公益公の秩序に反しない範囲で認める」などの反動的な内容が、国民に簡単に受け入れられるとは思えませんが、黒を白と言いくるめる術に長けているところがありますので、決して油断はできません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
自民 憲法改正草案巡り対話集会へ
NHK NEWS WEB 2013年9月29日
自民党は「国防軍」の創設などを盛り込んだ党の憲法改正草案の趣旨を国民に理解してもらい、憲法改正に向けた機運を高めようと、草案について国民の質問に答える対話集会を年内にも始める方針です。

自民党は先の参議院選挙で憲法改正に取り組むことを公約に掲げており、憲法改正の手続きを定めた国民投票法について、投票できる年齢を本則の通り18歳以上に改正することを目指すなど、環境整備を進めたいとしています。
ただ、党内からは去年まとめた党の憲法改正草案で、9条を改正して「国防軍」を保持するとしていることや、「自由や権利は公益や公の秩序に反してはならない」としていることなどに国民の理解が十分、得られておらず、憲法改正への機運が盛り上がりに欠ける一因になっているという指摘も出ています。

このため、自民党では改正草案の趣旨を理解してもらおうと、草案について国民の質問に答える対話集会を年内にも始める方針です。対話集会は全国各地で開き、石破幹事長や党の憲法改正推進本部のメンバーらが「自民党の改正草案でも、平和主義や基本的人権の尊重などの今の憲法の基本原則は維持されている」などと説明して理解を得たい考えです。