2013年9月16日月曜日

9月例会の報告

 15日に9月の例会を開きました。

 と き  15日(日) 13:30~15:30 ~16:30 有志で「江戸里神楽」を練習)
 ところ  湯沢公民館 階 「会議室」 

1.連続学習「中高生のための憲法教室」(第3回)
 (「中高生のための憲法教室」伊藤真著 岩波ジュニア新書 820円09/1/20)  
     限 自由と義務について考える その (テキスト5263ページ)

 以下に主な意見・感想を紹介します。(順不同)
・「特定秘密保護法案」が臨時国会に提出されるが、かつての治安維持法にも匹敵するような言論の自由・知る権利への抑圧が懸念される。国会議員の討論すら規制を受けるといわれていて大問題だ。
・メディアの報道を客観的な真実として受け入れるのではなくて、情報が正しく流されているかを絶えず考える必要がある。
・表現の自由・知る権利は民主的な政治を行う上で不可欠だ。
・何が正しいのかを話し合って見つけ出すのが民主主義。自分の意見をキチンと言うとともに相手の意見にも耳を傾けることが大事だ。
・オリンピックの東京開催が決まったが、そういうことに対して反対意見を出しにくい雰囲気がある。「体制(あるいは大勢)に反対することは許されない」という空気になっているのは問題だ。
・婚外子問題についてはまだ旧来の家族制度を是とする考え方も根強い。それが主流を占める場では反対意見が出しにくい雰囲気になる。
・式典時に教職員に対して国歌の起立・斉唱を義務付けた都・府条例を遵守させるために、教育委が厳重な点検を行ってその結果を人事考課や待遇に反映させることで強制することが、実際に行われた。
・教職員会議でも、教師に国旗への敬礼を強制する雰囲気があった。
・これからオリンピックの開催に向けての準備が進むなかで、徒らな愛国心を発揚させようとする政権側の策動が懸念される。
・外国人を拒む排外主義に陥ってはいけない。日本に居住する外国人は増えつづけている。日本にはかつて渡来人によって文化が形成され発展した時代があった。文化は異文化と融合することで発展するという考え方が大事。
・自立的に生きていく能力を育てるのが教育という指摘は重要。
 
 次回は、自由と義務について考える その (テキスト6476ページ) です。

2 意見交換
 (1) 「ホンモノの落語と朗読を楽しむ集い」を振り返って
     参加者 64名
       落語や朗読それ自体を楽しもうという方たちにもお出でいただいて、従来に比べると一回り大きな集いとすることができました。
       会場でのカンパにも自発的に応じていただいて40,840円が集まりま
      した。
 (2) 9条改憲をめぐる最近の状況について
  96条の改憲は政府にすれば思いがけない反撃にあって一旦頓挫しましたが、集団的自衛権の行使=解釈改憲 への動きが顕著になっていることと、「特別秘密保護法案」がいよいよ秋の臨時国会に提出されるということの二つが、ともに非常に重大な問題であることが確認されました。

3 相 談
 (1) 秋の平和キャンペーン実施に向けて
        ※こらっしゃい湯沢の収穫祭 10月20日(日)
   ① キャンペーンのメインテーマ
前述の「集団的自衛権(の行使)」と「特別秘密保護法案」はともに重大な問題ですが、特別秘密保護法案」の方はまだあまり知られていないという面があるので、「集団的自衛権(の行使)」をメインテーマにすることにしました。
   ② 主な取り組み内容とその準備について
    ・グリーンリーフの作成 (部数は700部) 
      文案は佐藤(正)さんが作成
    ・シールアンケートの実施
      質問事項、回答の選択肢 (原案は森田さんが作成)
    ・風ぐるま・平和グッズの製作・用意
      準備会 日取り 10月14日(月)
       (※例会では10月12日(土)に決まりましたが、公民館に申し込んだところその日は既に予約済みでしたので、14日に変更しました
 (2) 「人権・平和・そして憲法  坂東克彦さんを囲む集い」(仮称)の開催について
 ご本人のご都合もOKでしたので、1月の例会「2014年新春の集い」の企画として取り組むことに決まりました。
 (3)DVD「STOP戦争への道」(続戦争をしない国 日本) ザ・ニュースペーパー出演
        30分 緊急特別価格 3000円
 格安で入手できるのでこの際 会として購入し、鑑賞会を開いたり個人への貸し出しをするなどの運用を考えることになりました。

4 その他
 桂南なん師匠の落語について、平和運動と関連のあるテーマをお願いする方法もあったのではないかという意見が出され、それに対して賛成する意見が出されました。
 その一方でホンモノの落語として楽しめたので、必ずしも平和活動と直結させる必要はないのではないかという意見も出されました。、

 追記 会の終了後、有志が残って江戸里神楽」の練習を行いました。20分ほどの予定で始めたのですが、熱が入って、終わってみると1時間が経っていました。
     ただ極く一部の人を除くと、大半の皆さんはまだ全くの初心者ですから、まだ練習に参加されていない方も気後れする必要は全くありません。どうぞ次の機会にはお出で下さい。(^○^)