2013年7月13日土曜日

内閣・自民党支持率続落 原発再稼動も「反対」が多数

 
 時事通信が7月に行った個別面接方式世論調査によると、安倍内閣の支持率は3カ月連続で下がり、発足時の支持率を下回る53.6%になりました。
 支持する理由は、「他に適当な人がいない」、「リーダーシップがある」、「首相を信頼する」などでした。

 また原発の再稼動に対しては、「新基準に適合する原発は再稼働させる」とした安倍内閣の方針を、「支持しない」49.7%で、「支持する」の41.1%を上回りました
 国民が再稼働に否定的であることが分かります。
 
 
 以下に時事通信の記事を紹介します。
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内閣支持続落、53.6%=発足時下回る-時事世論調査
時事通信 2013年7月12日
 時事通信の7月の世論調査によると、安倍内閣の支持率は前月比3.8ポイント減の53.6%となった。依然高水準ではあるものの、減少は3カ月連続で、内閣発足直後の1月調査の54.0%を初めて下回った。不支持率は同3.3ポイント増の23.3%だった。
 調査は参院選公示後の5~8日、全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は64.9%。

 支持する理由(複数回答)は多い順に「他に適当な人がいない」17.2%、「リーダーシップがある」16.8%、「首相を信頼する」15.1%など。支持しない理由(同)は「期待が持てない」11.4%、「政策が駄目」9.5%、「首相を信頼できない」8.2%などだった。
 支持率がピークだった4月調査と比較すると、「リーダーシップがある」が4.3ポイント減少する一方、「政策が駄目」は5.2ポイント増加した。

 自民党の支持率も3カ月連続のマイナスで、前月比2.3ポイント減の25.4%。民主党は同0.4ポイント増の3.9%にとどまり、同1.9ポイント伸ばした公明党の4.4%に逆転された。その他の政党支持率は共産党2.0%、みんなの党1.7%、日本維新の会1.6%、社民党0.6%、生活の党0.3%、みどりの風0.1%の順だった。 


原発再稼働、半数が不支持=時事世論調査
時事通信 2013年7月12日
 時事通信の7月の世論調査で、原発の新しい規制基準の施行を踏まえ「新基準に適合する原発は再稼働させる」とした安倍内閣の方針への賛否を尋ねたところ、「支持しない」と答えた人は49.7%に上り、「支持する」の41.1%を上回った。規制強化にもかかわらず、再稼働に慎重論が根強いことが改めて浮き彫りとなった。

 支持政党別にみると、「支持しない」は生活の党とみどりの風の支持層でいずれも100%。以下、社民党87.5%、共産党76.9%、みんなの党68.2%、民主党66.7%、公明党57.9%、日本維新の会57.1%と続いた。無党派層は52.0%。自民党支持層は「支持する」が56.4%で、「支持しない」35.5%を唯一、上回った。